もはやここ2~3年の新築マンションでは、標準装備となっているビルトイン食洗機。
新三種の神器のひとつでもあるこのビルトイン食洗機(あとはドラム式洗濯機と掃除ロボット)を、将来的に売却する我が家マンションにも取り付けました。
ビルトイン食洗機を取り付けた理由
ビルトイン食洗機を導入した理由は、「マンションを売りやすくするため」です。
最近のマンションではビルトイン食洗機が備え付けられているのが普通なので、ここがネックになってしまう可能性も否めません。
内覧者「いいんだけど、食洗機ないのね~」
↓
私たち「なら付けておきます!」
ということです、簡単に言うと。
厳密には上記のような会話が実際にあったわけではないですが、事前にマイナスポイントを解決しておこうと思ったのです。
後述しますが、後付けビルトインだと20万円くらいかかりました。
でもこの20万円のおかげで、不要に値下げることなくマンションが希望通り価格で売れたら、とても費用対効果がいい投資とも考えられます。
パナソニック製のビルトイン食洗機を後付け・取り付け
いろいろ各社から商品が出ていますが、最終的にはパナソニックのビルトイン食洗機M8シリーズ「NP-45MS8S」というモデルに決めました。
後付けなので、入る/入らないがあります。どのモデルでも入るわけではありません。リフォーム業者にお願いし、我が家シンク下をサイズ計測してもらい、入るものをいくつかピックアップしてもらいました。
そしてその中から、機能性などを比較し、このモデルに決めました。
パナソニック製にしたのは機能性もありますが、デザイン性もあります。
というのも食洗機のドア面材(閉まった時に表に出る面)のバリエーションが豊富だったのです。我が家の既存キッチンの木目と、極めて近い色の木目調のドア面材がありました。
違和感なく、後付け感を出さないためには、こうしたカラーリングの統一もものすごく大切だと考えています。
ビルトイン食洗機にまつわるお金
工事費用は、20万円前後
メーカー・モデルによりますが、本体価格と工事費あわせて、おおよそ15~25万円前後になります。
以下は実際にうちのマンションに後付けした際の費用です。
- 本体「NP-45MS8S」 124,600円
- 面材パネル(ドア面材) 25,000円
- 取付・排水工事 55,000円
【合計】204,600円
お願いする業者にもよりますが、食洗機本体も定価からガッツリ引いてくれます。うちの場合はとくに値引き交渉などしてませんが、勝手に定価から30%値引きしてくれました。
いま改めて見ると面材パネルが結構いい値段するなと思いましたが、全部で20万円ちょっとで、後付けでビルトイン食洗機を設置できました。
電気代は、年間1万円前後
これもモデルや頻度によるのですが、おおよそ年間の電気代は10,000円前後です。
食洗機は1回あたり約15円の電気代と言われています。
1日2回洗うとしても、
15円×2回×365日=10,950円 という計算です。
月に1,000円未満ということになるので、大打撃を受けるほどの電気代ではないかと思います。
ビルトイン食洗機の注意点
DIYは危険!業者に頼むべき
後付けするとなると、
- シンク下のサイズ計測
- 既存引き出しの取り外し・撤去
- 本体の設置
- 排水・配管
などの作業が絶対に必要になりますので、素人にはハードルが高いです。
排水・配管をミスると動作不良を起こすだけでなく、水漏れによって近隣住人の方に迷惑がかかることだって考えられます。
そしてなによりリスクなのが、「買ったのに入らない」という問題。
シンク下のサイズ計測が非常に大切になるので、プロであるリフォーム業者にお願いするのが普通です。
食洗機向けの専用洗剤しか使えない
取り付け時の注意点ではないですが、食洗機は、スポンジ手洗い用の洗剤は泡立ちすぎるなどの理由で使えません。
食洗機向けの専用洗剤を使うしかありません。普通にマツキヨなどのドラッグストアで売っています。
まとめ
ビルトイン食洗機を後付けしておくと、買主(購入検討者)にとっては魅力的になります。
トイレのクロス貼替えなどに比べると安くはありませんが、20万ほどの投資で売れ残りリスクを減らし、値下げせずに売却することができそうと判断できるなら、検討してみてください。
うちのマンションでは、上記の通り、実際に導入しました。