兵庫県在住の47歳の女性です。
数年前に、新築で購入し7年経過したマンションを売却した経験があります。
売却したマンションは最寄駅まで徒歩10分以内で近く、3LDKの間取りのそれぞれの部屋の広さにも余裕があり、水周りや標準仕様の設備も整っていてとても使いやすかったです。
でも敢えて売却と転居を決意したのは、一言で言えば、気分を変えたかったのと、査定をしてもらった時に思ったよりも高い価格で売却できそうだと判ったからです。
当時住んでいたマンションは部屋自体は住みやすかったものの、世帯数200世帯近い大規模マンションで、騒音というよりは、常に色々な世代のたくさんの人がいるという印象で、何故だか常にあまり落ち着かない気分だったのです。
もう少し規模の小さなマンションであまり人に会わずに暮らしたいなと漠然と思っていました。
そんな時に気軽な気持ちで不動産査定サイトで査定をお願いしたところ、思ったよりも800〜1000万円くらい高く売れることが判り、夫もにわかに売却・買い替えに前向きになりました。
すぐに具体的な売却活動を始めることとなり、知人からは複数業者に依頼することを勧められたのですが、最初に査定をお願いした不動産屋さんは業界の中でも超大手ディベロッパーの販売会社だったので、その一社に売却をお願いすることにしました。
その旨を不動産屋さんに伝えたところ自社だけに任せてくれるのであれば手数料を安くすると言ってくれたので、それもあって一社だけにしました。
売却の際は、まずはチラシや不動産サイトに掲載するのは控えてもらいました。
当時のマンションは同じフロアに同じ間取りの部屋がなかったので、フロアと間取りが掲載されると、同じマンションのそこそこ親しい方々にはすぐにバレてしまうので、あれこれ尋ねられるのは面倒だと思ったからです。
なかなか売れなければ、次の手立てとして試すこととしましたが、担当の営業マンからは、元々当時のマンションに興味を持っている管理顧客が何組かいるので、すぐに売れると思う、と頼もしい言葉を頂いたことも、そのやり方に踏み切った理由の一つです。
その営業マンの言う通り、間も無く数組のお客さんが自宅を見にこられました。普段からモノが少なく整理整頓と掃除をしっかりしており、子どもも女の子ばかりで汚れや傷みもほとんどなかったこともあり、皆さんに良い印象をもって頂けたようです。
実際に購入してくださったのは、小学入学を控えるお子さんをお持ちのご家族で、直接お話した際に、学区の良さなどを具体的にアピールできたのも良かったようです。
振り返ってみるとトントン拍子に商談が進み、当初の査定通りの金額で売却することができました。やはり当初思っていたよりも800万円近くも高く売れたので、今後の老後人生が少しラクになりました。楽しみです。
運が良かったのでしょうが、やはり交通至便で広い物件だったこと、比較的築浅で手放したこと、部屋の状態が良かったことが奏功したと思われます。
これから売却を考えている方々へのアドバイスとして、結局は売りたい時が売りどきなのではないかと思います。そしてできるだけローンを減らすよう努力して、気持ちに余裕を持って売却できればベストです。