マンション売却査定おすすめサイトと注意点【全37サイト比較】

マンション売却をするなら、いずれかのタイミングで必ず査定をすることになります。なぜなら、査定せずに売り出し価格を決めるのは不可能だからです。

ただし注意点もあるので、有効に活用してください。

「適切な相場」を知る為の一括査定

査定してみたら600万円も差が出た

購入時よりも高く評価してくれた

一括査定サイトとは、一度にまとめて査定できるサービスのことです。

ひと昔前のように個別に自力で一社一社に対して査定依頼をするのは大変ですし、そもそもどこの不動産会社に依頼すればいいか見当もつかないはずです。

たった1度依頼すればOKですし、あなたのマンション立地エリアに得意な不動産会社が割り当てられます。

一括査定サイトの仕組み

5~6社ほどの不動産会社に対して一気にまとめて査定をお願いできるので、査定額も5~6パターン手に入れることができます。

バラつきはあると思いますが、複数査定してもらうことで平均的な相場、より適切な価値を知れるので非常に便利です。

ただし、一括査定サイトであればどこでもいいわけではありません。

本当に大丈夫?と思ってしまいかねないような会社が運営する、ちょっと不親切な一括査定サイトもゼロではないからです。

信頼できる目安として、

  • 大手企業が運営
  • 利用者数が30万人以上

を満たす一括査定サイトを選んでみて下さい。

次の項目で紹介する4サービスは安心して信用できる、まず間違いのない一括査定サイトです。

 

マンション一括査定サイト【すべて無料】

HOME4U(ホームフォーユー)

運営会社  株式会社NTTデータ・スマートソーシング
公式HP  https://www.home4u.jp/
利用者数  400万人
対象エリア  日本全国47都道府県

NTTグループが運営する老舗の一括査定。運営歴16年は断トツの業界No.1、利用者数も毎年400万人以上の定番サイト。

大手だけではなく、特定エリアに強みを持つ「中堅」や「地域密着」の不動産会社にも依頼可能。大手~中小まで幅広く依頼できるのが特徴です。

NTT独自の厳しい審査を通過した不動産会社しか提携されていません。間違いのない一括査定サイトです。

 

ソニー不動産

運営会社  ソニー不動産株式会社
公式HP  https://sony-fudosan.com/
対象エリア  1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)

首都圏エリアに特化した、他とはちょっと違う査定サイトです。

ヤフージャパンと中古住宅流通で業務提携するほどの大手ですが、HOME4Uなどとは提携していません。ソニー不動産に査定依頼するなら、直接このソニー不動産で査定するしかありません。

東京、神奈川、千葉、埼玉にマンションがあるなら、ぜひとも利用しておきたいところです。

 

HOME’S(ホームズ)

運営会社  株式会社LIFULL
公式HP  https://www.homes.co.jp/
利用者数  420万人
対象エリア  日本全国47都道府県

賃貸ポータルサイト「ホームズ」を運営することでも知られる、あのホームズの売却査定サイトです。運営社である㈱LIFULLは東証一部上場企業。

提携社数は全国1,500社と業界トップクラス。地域密着の中小不動産会社も多いので、大手も扱うHOME4UやすまいValueとともに利用するのがおすすめです。

 

すまいValue(スマイバリュー)

運営会社  小田急不動産株式会社、住友不動産販売株式会社、東急リバブル株式会社、野村不動産アーバンネット株式会社、三井不動産リアルティ株式会社、三菱地所ハウスネット株式会社
公式HP  https://sumai-value.jp/
利用者数  36万人
対象エリア  日本全国47都道府県

日本を代表するような大手企業6社によって運営されています。中小企業ではなく、大手企業のみに一括査定を依頼したいのならここです。

6社合計の店舗数は全国830店舗にもなりますので、オンライン査定後に最寄りの店舗で詳しく打ち合わせしたい、などの要望にも応えてくれます。大手ですので、それなりに立派な店舗を構えているところがほとんどです。

 

その他33サイト

ノムコム  野村不動産アーバンネット株式会社
スマリノ  株式会社インベスターズクラウド
イエウール  株式会社Speee
東急リバブル  東急リバブル株式会社
Re Guide(リガイド)  株式会社ウェイブダッシュ
SUUMO  株式会社リクルートホールディングス
リビンマッチ  株式会社シースタイル
イエイ  セカイエ株式会社
イエカレ  株式会社アルメディオ
マンション.navi  マンションリサーチ株式会社
HowMa  株式会社コラビット
smoola  マンションリサーチ株式会社
マイスミEX  株式会社じげん
不動産査定エージェント  ディーエムソリューションズ株式会社
ふじたろう  プロパティエージェント株式会社
オウチーノ  株式会社オウチーノ
住友不動産販売  住友不動産販売株式会社
at home  アットホーム株式会社
Yahoo!不動産  ヤフー株式会社
スマイティ  株式会社カカクコム
いえwill  株式会社インデックスジャパン
住まいリレー  三菱地所ハウスネット株式会社
三井のリハウス  三井不動産リアルティ株式会社
いえらぶ不動産売却  株式会社いえらぶ
不動産価格.net  ゲイトグループ株式会社
街角不動産相談所  株式会社HIROKEN
ユスフル  株式会社グルーヴ・アール
town life  ダーウィンシステム株式会社
ウチモ  株式会社ハイプライシーズ・ドットコム
OCN不動産  エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
伊藤忠の仲介  伊藤忠ハウジング株式会社
HOME-MASTERS  株式会社長谷工リアルエステート
フドーセル.com  株式会社OISON
Sateiichiba  株式会社天狗堂
不動産売却査定君  シェアリングテクノロジー株式会社
イエポタ  株式会社Agoora
いえスター  株式会社KDIM
不動産広場  株式会社不動産広場
サティ  株式会社F.LIGHT
楽待  株式会社ファーストロジック

 

迷ってしまったら、エリアを基準にして選んでみて下さい。

◆首都圏の方
→ HOME4Uソニー不動産

◆首都圏以外の方
→ HOME4U、すまいValue

NTTグループが運営しているHOME4Uは、老舗&定番の一括査定サイトです。エリアに関係なく信頼できます。

また2つ目として、首都圏(1都3県:東京、神奈川、千葉、埼玉)にマンションがあるなら首都圏に特に強いソニー不動産を、それ以外のエリアなら大手人気のすまいValueをおすすめします。

 

一括査定によって得られるもの

一括査定をすることで、あなたは以下の3つを手に入れることができます。

  • 物件の相場
  • 不動産会社・担当者の良し悪し
  • 物件の瑕疵(マイナスポイント)

物件の相場

一括査定をする最大の目的になりますが、物件の相場を知ることができます。

適切な範囲内で高値売却を成功させるためには、まず「どのくらいで売れそうなのか」の適切な価値(価格)を把握しなければなりません。

“客観的な” 価値がわからないまま売り出すと、失敗するリスクが大きくなります。

なかなか売れずに長期化したり(売り出し価格が高すぎる)、本来の価値以下で売り払ってしまう(安すぎる)ような危険性があるからです。

特定の1社ではなく、一括査定を通して、複数会社から査定見積もりをもらってください。5~6社からの査定額がわかれば、平均的な相場、適切な価値がわかります。

不動産会社・担当者の良し悪し

一括査定をすると、不動産会社や担当者の良し悪しを判断できるようになります。

不動産会社によって査定額にバラつきがあることは先述した通りですが、接客・対応レベルにも差が出てきます。

査定結果を報告してもらう手段としてはメールか郵送がほとんどですが、連絡をやり取りする中で、その不動産会社や営業担当社の良し悪しを感じることができるはずです。

高値の査定額を提示してくれる会社に魅力を感じることもあると思いますが、会社や担当者の誠意や丁寧さ、配慮なども重視したいポイントです。

上から目線で高圧的な会社ではなく、気持ち良くコミュニケーションできる、熱意にあふれるスタンスの会社・担当者を選びたいものです。

マンション売買は数千万円の取引になります。一生のうちに1~2回あるかないかの、失敗できない出来事です。

信頼できる会社・人を見つけるためにも、複数社に同時依頼できる一括サイトは役立ちます。

物件の瑕疵(マイナスポイント)

瑕疵(かし)とは、物件の欠陥のことです。一括査定によって「物件のどこが瑕疵なのか」を指摘してもらえます。

瑕疵は、物件価値を下げます。高値売却を成功させるためには、マイナスポイントである瑕疵を取り除かなければなりません。

マンションにおける瑕疵の多くはクロス(壁紙)の傷、お風呂・水回りのヨゴレ、フローリング(床)の痛みなどであり、これらを修復するには数週間~数ヶ月はかかります。

売却時期までに余裕をもって対処するには、早めに瑕疵を知っておく必要があります。

自分では気付かなかったマイナスポイントを、プロの査定によって気付かせてもらえます。

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マンション売却査定の注意点

マンション売却には必要不可欠な一括査定ですが、利用する上での注意点もあります。

大きなお金が動くので、以下ポイントもチェックしておいて下さい。

  1. 簡易査定と訪問査定がある
  2. 入力内容は正確に
  3. 強引な営業に負けない
  4. 査定価格は参考に

注意点1 簡易査定と訪問査定がある

一括査定には「簡易査定(机上査定)」と「訪問査定」の2種類があり、それぞれメリット/デメリットがあります。

種類 特徴 メリット デメリット
簡易査定 ネット上で完結。周辺の成約データや市況から算出。 ・簡単でラク
・査定額が出るのが早い
・査定額はおおよそ
訪問査定 担当者が現地物件を訪問、部屋状態や近隣状況も加味し算出。 ・査定額がより正確
・瑕疵を指摘してくれる
・手間と時間がかかる

一概にどちらがいいとは言い切れませんので、あなた自身の状況に合わせて選択して下さい。ほとんどの一括査定サイトで、どちらかを自由に選べるようになっています。

目安として、以下のような基準を参考にして下さい。

◆すぐに査定額を知りたい:簡易査定
→複数社から査定してもうとしてもオンライン完結なので手軽です。

◆不動産会社を決めたい:訪問査定
→直接に担当者とコミュニケーション取れるので、会社・担当社の良し悪しを判断できます。

時間と手間を惜しまないのであれば、訪問査定にしておけば間違いありません。

現実的な売却額を算出してくれますので、その後の売却活動がスムーズになり高値売却へと近づきます。

注意点2 入力内容は正確に

言うまでもないことですが、一括査定サイトへの入力項目は正確な情報を入れなければなりません。

高値の査定額を狙って、平米数(広さ)や築年数、瑕疵(マイナスポイント)をオンライン上ではごまかせたとしても、本格的な売却段階に入った時点では暴かれます。

むしろ高値売却を成功させるためには、現実的で “かため” の金額を算出してもらわなければなりません。

でたらめな情報による査定依頼は不動産会社に迷惑をかけるだけでなく、一切あなた自身のためにならないので注意して下さい。

注意点3 強引な営業に負けない

査定をすると、不動産会社はある程度の営業をかけてきます。あなたの物件を扱いたいので、契約を迫ってくるのです。

ただし、不動産会社の言いなりになって無理に契約する必要はありません。売却時期が今すぐではないなら、負けずに丁重にお断りしてください。

オンライン完結する簡易査定ならまだしも、特に訪問査定では注意して下さい。対面で直接的に言葉巧みに口説いてくることもあるので、冷静になり判断する必要があります。

その場で断りにくい場合は「いったん検討しますので」と伝え、ひとまず帰ってもらいましょう。その後メールや電話で「検討した結果やめます」と断りを入れると有効です。

一括査定を通すことで不動産会社の良し悪しが見えてきますので、もし強引に契約を迫ってくるような会社があれば、そこは見切っても良いでしょう。

注意点4 査定価格は参考に

査定してもらった価格で、必ずしも売れる保証はどこにもありません。あくまで参考程度にとどめておきましょう。

  • 査定価格
  • 売りたい価格
  • 売れた価格

のすべてが一致することはまずありません。

査定価格は「売却できるであろう目安の価格」であり、「査定価格=実際に売れる金額」とは限らないを頭の片隅に入れておいて下さい。

ブランド品買取で有名な大黒屋などの質屋による査定とは違い、マンションは第三者(=不動産会社)によって査定されるため、実際に買主がいくらで買うかはわかりません。

ほとんどの場合、買主は値下げを要求してきます。

 

まとめ

ひと昔前までは、物件査定は近所の不動産屋さんに頼むのが一般的でした。

しかし、今ではITを活用した一括査定サイトを使うのが定番になっており、売却する方のほぼ100%が利用しているといっても過言ではありません。

良くない慣習が残っている不動産業界に風穴を開けるのが、これら一括査定サイトでもあり、売主側としては嬉しい仕組みです。

適切な相場観を知るためには非常によくできたサービスなので、今すぐ売る売らないは別にしても、その利用価値は大きいはずです。

どれも1分程度の入力で依頼できますので、それぞれの一括査定サイトをチェックしてみて下さい。

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